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ワーク内径に適合するフレックスホーンの形式(サイズ)を選択します。
1) ワークの内径 直径D を計測してください。
2) 「型式(サイズ表)」の適用内径に見合った型式を選んでください。
3) フレックスホーンの実際の寸法 直径d は、型式に対して 5〜10% オーバーサイズになっています。
これは、フレックスホーンの砥粒を、遠心力により、円筒内面全体に当てるためです。
選定の例:
直径Dが20mm の場合、
フレックスホーン形式 BC-20(ワーク内径適用範囲 19〜21mm)を選択。
※フレックスホーンの適用範囲は、型式に対して、およそ ±5% です。
(サイズ表はこちらをご覧ください。) |
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2. 砥粒の種類を決める
フレックスホーンの砥粒は、標準取扱品として3種類あります。
ワークの材質に合わせて選択してください。
・ SC シリコンカーバイト(炭化ケイ素)
ワークの材質が比較的硬いもの
(鋳鉄、鋳鋼、ダクタイル、普通炭素鋼、焼入鋼、工具鋼、黄銅等)
・ AO アルミオキサイト(酸化アルミナ)
ワークの材質が比較的軟らかいもの
(アルミニウム、ステンレス、真鍮、亜鉛、銅、鉛、その他非鉄金属等)
・ LA ルビゲートアルミナ
きめ細かい仕上げを必要とするもの
(鉄、非鉄金属のウルトラ仕上げ、樹脂系パーツ等)
※次に示す砥粒は、特注品として申し受けます。
BC:ボロンカーバイト
WC:タングステンカーバイト
Z:ジルコニア
D:ダイヤモンド |
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3. 砥粒度を決める
フレックスホーンの砥粒の粒度(グリッド)は、標準取扱品として7種類あります。
ワークの加工目的に合わせて選択してください。
各砥粒度は、フレックスホーンのシャフト先端部に色を付けて識別しています。 |
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ワーク加工目的 |
推奨粒度(グリッド) |
砥石形状 |
主にバリ取りに使用 |
#60、#120、#180 |
粗い砥粒 |
主に研磨・仕上げに使用 |
#240、#320、#600 |
細かい砥粒 |
主に超仕上げに使用 |
LA(#1000相当) |
きめ細かい砥粒 |
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例えばバリを取った後に、仕上げ加工したい場合は、#120でバリを取り除いた後に、#320で再研磨するなど、数種類の砥粒を選択することで、バリ取り→粗加工→仕上げの順で加工できます。
各砥粒の加工前と加工後の表面粗さは、「表面粗さの目安」の表を参考にしてください。 |
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●灰色#60 ○無色#120 ●赤色#180 ●紺色#240 ○白色#320 ●桃色#600
●緑色LA(#1000相当) |
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※次に示す砥粒度は、特注品として申し受けます。 #20 #40 #80 #400 #800 |
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例えば、サイズ = 25mm、砥粒種類 = SC(シリコンカーバイト)、砥粒度 = #120の場合、
型式は、BC25 SC120 となります。 |
BC25 SC120 |
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4. 加工後の面粗さ目安
加工前粗度に対し、各砥粒による加工後の面粗さの目安を表にしました。
加工前の粗度が粗いワークを、細かく仕上げたい場合は、複数の砥粒を使用して、
順番に仕上げていくのが効率的です。 |
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